弁護士に相談するタイミング

私は、クレジットカードの返済が増えきたので、消費者金融から借り入れて返済を継続しています。苦しいですが、他社からの借入を返済にあてるなどでなんとか返済できているので、自己破産なんかは考えなくてもいいですよね?

 

複数の消費者金融や信販会社などから借入れをすることによって、自己の返済能力を超えて借入れをしている状態を「多重債務」といいます。

「多重債務」に陥ると、他社からの借入で返済を行うなど、知らず知らずのうちに借金が雪だるま式に増えていき、個人の努力だけでは返済ができなくなってしまいます。

「多重債務」に陥ったとき、あるいはそうなる前に、弁護士にご相談ください。

こうした「多重債務」からの生活の再建を図るための手続きとして、「任意整理」「個人再生」「自己破産」などがあります。

当事務所では、みなさまに最適な手続きを選んで、1日でも早く安心して暮らせるようにお手伝いしていきたいと考えています。

1 多重債務とは

複数の消費者金融や信販会社などから借入れをすることによって、自己の返済能力を超えて借入れをしている状態を「多重債務」といいます。「多重債務」となるきっかけは、収入が減ったり、急な買い物、支出が必要となったりすることが多いようです。

最初はわずかな借入れでも、20万、30万と増えていき、月々の支払いも増えていくようになっていきます。このように「多重債務」に陥ると、知らず知らずのうちに借金が雪だるま式に増えていき、個人の努力だけでは返済ができなくなってしまいます。

「多重債務」に陥ったとき、あるいはそうなる前に、信用できる弁護士にご相談ください。

消費者金融5社以上の利用者は、全国で27万人となっています(2013年6月現在)。

http://www.shiruporuto.jp/finance/trouble/saimu/pdf/saimu.pdf

2 「多重債務」からの再建方法

「多重債務」からの生活の再建を図るための手続きとして、「任意整理」「個人再生」「自己破産」などがあります。

(1)任意整理

「任意整理」とは、弁護士が依頼者の代理人になって債権者と交渉し、借金の減額し、あるいは月々の返済額を実情にあわせるなどの和解を成立させ、返済をする手続きです。

借入先に対して過払いがあれば、過払金の返還請求をすることができます。

(2)個人再生

「個人再生」とは、裁判所を通した手続で、借金を規定に基づき減額し、原則として3年間の分割で返済していく方法です。

借金の総額が、住宅ローンを除き5000万円以下の場合に利用可能です(借金は、利息制限法という法律に基づいて引直し計算をした上で合算します)。

(3)自己破産

「自己破産」とは、裁判所より破産決定および免責決定を受けることで、自分の財産(一般的な生活を営むために必要なものは除かれます)を失う代わりに、基本的にすべての債務(借金のこと)が免除される手続きです。

「自己破産」をすると、一定期間、弁護士など一部の職業に就けなくなることはありますが、「戸籍や住民票に記載される」「会社をクビになる」などということはありません。

3 多重債務のご相談

どの再建方法が最適かは,みなさまの状況により異なります。

具体的には,みなさまの資産や収入、可処分所得、負債の金額などを総合して、再建型の「任意整理」「個人再生」、清算型の「自己破産」のうち、どれが最適なのかを判断する必要があります。

当事務所では、みなさまに最適な手続きを選んで、1日でも早く安心して暮らせるようにお手伝いしていきたいと考えています。